怒ることが大切というと、ほとんどの人が同じ言葉を言います。
それは「言ったところで分かってもらえない」と。
これは間違い。
怒るは相手に分かってもらうために怒るんでは無いのです。
怒るのは自分の為に怒るのです。
自分の傷ついた気持ちを癒すために怒るのです。
人は何もなくて怒ることなど決してありません。
怒るには大なり小なり、その人の中で何かしらの心が傷ついた気持ちになるから怒るのです。
怒るという行為をすることによって、自分の傷ついた気持ちを癒すのです。
また怒るだけではなく、泣くのも自分を癒すための行為なのです。
人は思っているよりも他人軸で生きている人が多いので、傷ついていることを分かって欲しいという思いが強くなりがちですが、本来ならそんなことよりも自分の傷ついた心を癒す方が先決なのです。
そのために怒るのです。
傷ついた気持ちを表に出すことで、自分の心に絆創膏を貼るのです。
心に絆創膏を貼らずに我慢し続けていくとある日突然爆発するのです。
それは本人の意志とは関係なく、本当に爆発するのです。
ちなみに相手に自分の傷ついた気持ちを相手に分かってもらいたい場合は、怒るよりも相手に直接「傷ついた」と言った方が良いのです。
普通の人ならそれで分かってくれるし、傷つけたことを謝ってくれますから。