・子供の頃から親の機嫌で振り回されてきた人
・子供の頃からよく怒られてきた人
・子供の頃から何をしても親に否定されてきた人
そんな子供時代を過ごしてきた人たちは、大人になると自分が悪いと自己否定するようになります。
子供は親が好きなので、親に好かれようと行動します。
たとえどんなに親が理不尽な事を言ったり、していたとしても、子供は親が悪いなんて思いません。
親の言う通りに出来ない自分が悪いのだと思いこみます。
しかし自分が悪いと思う思いは常に不安と恐怖心を心の中で育て、自分の悪かった所探しを思考でするようになるのです。
なので大人になった時に、自分が悪いわけではない事でも自分が悪いのではないか?と思ってしまうようになるのです。
また相手が悪い事でも自分も悪いのではないかと思ってしまい怒れないので、相手に舐められた態度を取られやすくなってしまうのです。
しかし自分が悪いと思っているからといって、決してて怒りの感情がないわけではないのです。
大人になると怒りの感情よりも早く思考が動き、自分が悪かった言い訳を考えてしまう癖がついてしまうのです。
心を無視するクセが。
これが物凄くやっかいなのです。
なぜなら元々何も悪くないのに自分が悪い理由を探すのですから、思考はありとあらゆる所から自分が悪かった言い訳を引っ張り出してきます。
・あの発言が悪かったのか?
・あの態度がおかしかったのか?
・私が可愛くないからあんな態度を取られたのではないのか?・・・などなど。
言い出せばキリがない位に言い訳を考えます。
なぜそんなに自分が悪かったことにしたいのか?
自分が悪いと思うことが、心が一番納得しやすい事だからなのです。
そしてこの思考がまた孤独と寂しさを増長させてしまうのです。