今の自分と前世との関係

Who I am now and who I was in the past ‣輪廻転生:Circle of transmigration

魂に何かを聞いても答えてくれない理由を3回に分けて書きましたが、「なぜ自分はあの親の元に生まれたのか?」ということを聞くためには、心の中にある傷(池のゴミ)を取り除かないと過去世の魂と繋がる出入口にまで声というか意識が届かないということです。

そんなことをしなくても退行催眠などで過去世を見ることは可能と思われる方も多いと思います。

でも退行催眠も万能ではないのです。

退行催眠に行ったけど、全く何も見えなかったという方も実は大勢いるのです。

もちろん退行催眠を行う方の力量によるものも大きいと思いますが、私なりに何も見えなかった人たちを分析すると、不安感が恐怖心が強い人、今まで沢山傷ついてきて人に対して不信感や警戒心が強い人などは、やはり催眠状態に入るということが出来ないのだと思います。

またお客さんは退行催眠をする時に「なぜあの親の元に生まれたか?」という事を見るよりも、「親との前世の関係性」を見ようとする人の方が話を聞くと多いように私は思います。

退行催眠で親との前世の関係性を見て今の状態や状況に納得できる人ならそれで良いと思いますが、ほとんどの人が前世との親の関係を見て「親との間にこういうことが前世であったからしょうがない」と言って自分を納得させている方が多いのです。
(大体が前世において自分が親の対して何か悪い事をしたパターンが多いです。)

でもそれっておかしくないか?と私は思うのです。

生まれてからの今までの過去の話なら分かりますが、前世の時のことなんてハッキリ言って「知ったこっちゃない」って話なのです。

でも人は今の苦しい、ツライ状態を何かのせいにしたい生き物です。
だから目に見えないモノのせいにするのが一番良いと無意識に思い、それが前世であったり、霊的なものであったりするのだと思います。

しかしその一方で、以前にも書いたように前世と親との関係性に懐疑的な人も沢山います。

なので前世と今世の関係の謎を調べるべく動き出したのですが、その前に心の傷(池のゴミ)が立ちはだかったのです。