生活していく上で、自分の嗜好がどこから来るのだろうか?と考えたことはないですか?
親や兄弟は自分と同じ嗜好ではないのに、自分だけは好きであるもの。
そういった事もカルマを解消していく中で分かることがあります。
あるクライアントさんの過去世を見た時です。
そのクライアントさんの過去世に繋がるキーワードとしていつも出てくるのが「欲が無い」ということです。
欲が無いから、誰かに言われ通りに人生を過ごすのです。
だからいつも自分の生活に疑問を持たずに人生を終えるのです。
その結果、騙されたり、辛い思いをしたりすることがカルマになって出てくるのですが、何度カルマを解消しても本当にどの人生を過ごした人も欲がないのです。
なぜなのか?という疑問が私とクライアントさんとの中で起こり、その謎を魂に問うて解くことにしたのです。
その結果、見えてきた過去世は、物々交換で物事が全て足りてしまう世界でした。
自分にとって使う必要が無いものを持っていても意味がない世界なので、欲を持つ必要が無いのです。
毎日自分の生活の為に生きて、何か必要であれば物々交換で賄う。
なので自分は家すら持たないほどの生活を送っていたのです。
欲を持たない幸せというより、欲を持つ必要のない生活。
それを魂は幸せだったとして記憶しているから、過去世に生きた者たちに欲が無い事が分かったのです。
そんな魂の想いが分かった後、クライアントさんが納得して発した言葉がありました。
それは「私、昔から物を持つのが好きではないんです。これで理由が分かりました。」でした。
何か物を買ったとしても、しばらくすると鬱陶しくなって捨ててしまうのだそうです。
それを聞くと、魂は良い事も悪い事も含めて何かしら強い印象が残る人生を送ると、魂の記憶に刻まれて想いが残るのだと思います。