心の扉が閉まっている人は、問題が起こった時に原因を自分のせいにする人と、他者のせいにする人のどちらかに分かれます。
本当ならケースバイケースなのですが、その扉が閉まっていると思考が先行して動くので0か100の答えしか出てこないのです。
人間関係で何でもかんでも自分のせいにしてしまう人は、言い方は悪いですが他者から舐められやすくなります。
自分が悪いと思う人は、何かを言われても自分が悪いと思っているので、ほぼほぼ自己主張しません。
以前にも書きましたが、自己主張するタイプの人にとっては自己主張をしない人は恰好のターゲットになります。
全て自己主張をしない人のせいに出来るから。
自己主張しない人は自分が悪いと思って傷ついても我慢をしているだけなのですが、相手は違う風にとります。
どう思ってしまうかというと「この人は傷つかない人だから何をしても構わない」という勝手な思いが無意識にに出来上がるのです。
この思いが、いじめが酷くなる要因の一つだと思ってもらったら良いと思います。
ただ世の中は自己主張が強い人ばかりではありません。
普通の人という言い方はおかしいかもしれませんが、他者をキチンと思いやれる方(思いやりのある方)は、自分が悪いと思っている人に対してどう思っているかというと、「何があったか素直に正直に言って。」「自分がどう思っているかという気持ちをハッキリ言ってくれ。」と思っているのです。
思いやりのある人は、基本人を助ける方向に動こうとします。
自分が悪いと思っている人に対しても責めるのではなく、事実はハッキリさせて何とか傷付かないように、傷ついても傷が浅くて済むようにしてあげようと思って動きます。
しかし自分が悪いと思う人は、子供の頃から意味不明に親や周りから否定されてきているので、そんな風に周りが思ってくれているなんて思ってないのです。
むしろ何を言われても「責められている」と思ってしまうのです。
その結果、お互いの話(想い)が通じなくて、思いやりがある人を困らせてしまうという問題が起こってしまったりするのです。