心の扉が閉まっていると何が問題なのか?というと、自分で自分がどうしたいのかがまず分かりません。
自分の心なので閉まっていても分かると思いがちですが、閉めているのですから心の中が何を言っても表(意識)には届きません。
なので何か判断や決断するときに決められず迷うのです。
何かを判断したり、決断するときに人は思考で判断していると思いがちです。
しかし実際は心で判断したり、決断をしているのです。
心の判断や決断の仕方は曖昧です。
なぜ曖昧なのかというと直観や感覚という今現在自分がどう思うかで判断しているので、基準が心地良いと思うか、好きな事か、楽しいと思えるか、面白そうと思えるかなどが主軸となり判断や決断をしているからです。
しかし心の扉が閉まっている状態であれば、思考がその役割を代わりに果たします。
思考が下す判断と決断の基準は自分の未来にとって損か得かです。
そこに心地良さや楽しいという発想(想い)はありません。
そんな基準で判断や決断を下してしまうと結果的に「物事が上手くいかなくなる」のです。
もしかしたら初めは得な事もあるかもしれません。
でも未来は誰にも分かりません。
判断や決断した時点では得な事だったとしても、時間が経つと反対に損になる事も多々あります。
思っていたのと違う状態が起こった時に、心で判断や決断した人は違う事をプラスに捉えます。
しかし思考で判断や決断をした人は、違うことをマイナスに捉え不満を大きく積もらせていくのです。
不満を自分で解消できれば良いのですが、心の扉が閉まっている人は自分で自分の不満を解消することも苦手です。
だって心の中が何を求めているか分からないのですから、不満をどう解消したら良いのかも分からないのです。
その結果、不満を自分の心の中を満たすことではなく、外側の物や人で満たそうとするのです。
しかし心の扉が閉まった状態で何をしても一緒です。
結果的にいつも不満がある状態なので散財したり、人間関係で問題起こしたり・・と様々な所で上手くいかなくなってしまうのです。