「意見を言いなさい。」と言われて何も言えずにいると、人というモノは自分の都合で判断するので結果的に何も意見がないのだと解釈します。
じゃぁ本当に何も意見が無いのか?というと、そういうわけではないのです。
私が今までヒーリングをしてきた大半の人たちは「どういう風に言ったら良いか分からないから考えてたら時間が経っていた」と言われます。
意見がないのではなく、言い方・話し方が分からないのです。
「キチンと相手に理解してもらえるように話すにはどうしたら良いのだろう・・・?」と考えている間に相手がしびれを切らして「もういいっ!」ってなるのです。
その結果、何も言ってないのに勝手に言ったことにされたりする様な事態が起こるのです。
何かの意見に対して相手が何も言わないのであれば、大抵の人はその意見を肯定したと取るのです。
自分の意見を口に出して言えないだけで自分の立場や状況がどんどん不利になるっておかしくないか?と思うでしょうが、残念ながら「暗黙の了解」という言葉があるように何も言わないという事は了解したと取られてしまうのが社会なのです。
こんな風に自分の意見を言えないだけで、社会で自分の居場所がないように思う人は案外多くいます。
でも子供の頃から自分の意見を言う事をしてこなかった人がすぐに言えるようにはなりません。
なので言えるようになるためのまず最初の第一歩として私が言うのは
「自分の思いを伝える時に無理して言葉を使おうとしなくて良い。それよりも意見を求められたのであれば、それに対して自分もそう思うのか、そうか思わないかのイエスかノーだけをまず伝えれるようにしましょう」と言っています。
皆さん「えっ?」という顔をします。
「なぜなら意見に対してイエスかノーを言うだけでも、相手の人は物事をスムーズに進めやすくなるからだよ。」
と言うのですが、ここで私の言った言葉の意味を理解する人が意外に少ないのがわがままと言われて育った人たちなのです。