ヒーリングの仕事をしていると、心の病をお持ちのクライアントさんも沢山来られます。
その中で思うのが鬱やパニックをお持ちの方は、皆さん凄く我慢強く、孤独で傷ついている気持ちがとても強いと感じます。
また頭の中で謎の声が聞こえたりする方は、とても親(特に母親)の事が大好きで、子供の頃から親(母親)に気に入られるように生きてきた人が多いように思います。
ただ謎の声が聞こえたりする方は、年齢を重ねるにつれて自分の思い(自我)が強くなっていった結果、親の言う言葉や行動と自分の思いとのギャップがどんどん大きくなり、そのギャップの辻褄を合わせようとしたせいで無意識に自分(思考)で自分(心)に言い訳を作り、謎の声(第三者)が聞こえてくるようになったのかなと思います。
なぜそんなにみんな我慢するの?と思うのですが、親に愛される為には「親が正しいのだ」と思わないと心が傷つくことが多々あるので、自分の気持ちを我慢して(押し殺して)親に従うのです。
なので親の言う事が正しいと思いこんで生きてきた人は、自分の思い(自我)を出すと親に愛されないという思い込みも同時にあるのです。
なので大人になっても他者に対して常に顔色を見て、頭(思考)で勝手にあれやこれやと考える癖がついてしまうのです。
そして皆さん共通して持っていると思うのが、深くて強い怒りです。
この怒りは一つでは無く、縦にも横にも何層にもなっている様々な感情の積み重なりの中で幾つもあるのです。
そして奥底にいる一番深く傷つき怒っているのは、やはり「親に対する報われない愛への怒り」だと私は思うのです。