まずカルマとは何か?という話なんですが、因縁や業といわれ仏教では行為の結果として蓄積される宿命と言われます。
「過去に行った行為がカルマとして出てきている」という言葉を聞くことがあると思います。
特に霊能系の方などは
「あなたの過去世のカルマが今世に影響している」
「ご先祖さんのカルマが子孫に影響している」
などと言う人が多くいます。
でも私はそれに対してずーーーーーーーっと疑問だったのです。
以前にも書きましたが、「今を生きるのに過去世なんて知ったこっちゃない。関係ない。」って話なのです。
ましてや先祖の・・・というのは、言いたいことも分からなくもないのですが、それも論理的に考えたらおかしな話なのです。
だって先祖(親)が子孫(子供・孫)を傷つけることをするんですよ?
しかも特定の子孫(子供・孫)だけに。
普通に考えたらなんの恨みがあってそんなことするの?と思いません?
それに先祖を遡れば、どれだけの子孫が存在していると思うんですか。
全員が先祖のカルマで何か問題が起こっているのなら理解できますが、特定の子孫だけに起こるという現象は私からしたらあり得ないのです。
そう考えると良い意味でも、悪い意味でも選ばれた子孫とでも言いたいのでしょうか?
違いますよね?
要は今起きている問題を「誰かの何かのせいにしたいだけ」なんだろうなと思います。
だからと言って、私は全く霊的なものが存在しないと言っているのではないです。
中途半端に成仏できないくて子孫にやっかいなことをする先祖もいなくはないからです。
でもその場合、私が今まで相談に乗って視てきた感じでは、先祖の中でもはぐれ先祖がやらかしている感じなのです。
はぐれ先祖は、私が勝手に命名した名称ですが、要は結婚できなかったり、結婚できても上手く行かず、何かしらの結果(大体家族の中で問題を起こしている)一人孤独に亡くなった先祖が恨みが強くて成仏できずに子孫に問題を起こしていることが多い感じがするのです。
死んでからも自分勝手だと私は思います。
でもそれほどに人間の思い込み、孤独の感情は強いものなのです。
因みに今起こっている問題の原因として、先祖からの霊障的なものは1割位しかないのではないかと思います。
というか、霊的な所に原因があることって3割位しかないんですよね。
それは何かの文献にも書かれていて、問題の原因は今までの行いや思い込みなど自分が原因で問題が起こっていることがほとんどで、実際に霊的なことが原因で問題が起こっていることは3割位しか無いのが現実なのです。
でも皆傷つきたくないし、責任も取りたくないから、良い目に見えない何かのせいにしたいのだろうなと私は思うのです。