迷子になった原因を探る為に、再び魂の持ち主と魂の記憶の中に入っていった私たち。
そこからまず初めに見えた風景は、会社のような所で仕事をしているアリスの姿でした。
しかし仕事をしているアリスの姿は何かしら追い詰められたように震えていたのです。
私はそんなアリスに近づき「なんでそんなに震えているの?」と聞いてみたのでした。
するとアリスは「嫌で嫌で仕方がないの。」と答えます。
「もう大丈夫よ。私が助けてあげるから」と言うと
アリスは怒ったように「早く助けてよ!もう向いてない事はしたくないの!」と言ってきたのでした。
さすがに私もその怒るとうな言い方はどうかと思い「でもその仕事選んだのはアリスでしょ?私に怒るのは違うんじゃない?」と言うと
ふてくされて「面白そうかなと思ってやってみたの!」と駄々をこねたように言います。
「そうだね。でも色んなことをこなさないといけない仕事はアリスには向いてないみたいだね。」
「うん。そうなの。なんか想像と違ってて・・・。どれも皆中途半端な状態で・・・。でもどうしたら良いか分からなくて本当に不安だったの。」
素直に自分の気持ちを言ったアリスに対して私は助ける事を約束したのでした。
すると今まで見えていた景色が一変し、私たちは壮大な宇宙空間に放り出されたような状態になったのでした。