迷子になっていたアリスの人生の記憶のカルマは、こうして解放したのでした。
解放した後、魂の持ち主さんに「何回くらい、この迷子の人生を繰り返していた感じ?」と尋ねた所、「16回くらい」という回答を貰っています。
16回というと短いように思いますが、人間として生きた人生と亡くなってから生まれ変わるまでのサイクルを合わして1回100年と考えると、アリスの魂は1600年間も同じ課題から抜け出せずにグルグルとさまよっていた事になります。
そう考えると、自分の人生に迷う出来事があって、解決できないまま亡くなってしまうと、魂の生まれ変わる目的が変わってしまい、なかなか元いた道に戻るのは難しいのかもしれません。
そしてこの話から分かるように、全ての魂が明確な目的があって生まれ変わっている訳ではないと言う事です。
時々魂が生まれ変わる時には、目的を持って生まれ変わると唱える人がいますが、曖昧な想いをもちながら、今の状況なんとか脱出しようともがいて転生している魂もいるということです。
そんな風に書くと、魂も人間のように感情があるのか?と思われるかもしれませんが、少なくとも魂の中に感情というものを持っていた記憶は残っているのだと思っています。
そうでないと魂の目的を作ることは出来ないからです。
そして今回のアリスのエピソードで分かる様に、人間に思い込みというものが存在するように、実は魂にも思い込みが存在するということです。
そしてこの思いこみから次の転生する為の目的が作られ、魂は転生を繰り返していくのです。
今回それが分かったので、迷子になったアリスの魂の記憶を解放した後、私はなぜアリスが迷子になったのか?という原因を知りたくなったのです。
物事は常に原因と結果です。
魂にもそれは当てはまると私は考えます。
なのでアリスの魂の持ち主と共に、迷子になった原因の記憶を探しに行くことにしたのでした。