3つの魂はそれぞれ自分がの母親のお腹に宿る前の記憶がある魂と私の会話です。
これは実際あった会話ですが、皆それぞれ自分で生まれ変わりを望んで生まれてきたわけではないのがよく分かります。
①の魂は自分の母親となる人が、お寿司屋さんでお寿司を食べている様子を空から眺めていたのでした。
(この時点では母親のお腹はぺったんこの状態です。)
魂「この人と共に生きるんや。」
私「なんで分かるの?誰かに言われたの?」
魂「言われてないけど、なんかそう感じる。」
私「それはどういう気持ち?」
魂「嬉しくもないし、不安でも無いし、楽しみでも無いし、恐くも無い。」
私「この親と一緒に生きたい?」
魂「うーーーん。分からん。」
私「ここに来たくて来たんじゃないの?」
魂「気づいたらここにいた。なんでここに来たんやろ?」
私「ここに来る前って覚えてる?」
魂「なんかシャボン玉のようなものが弾けて、ポンってここに現れた感じやねん。」
②の魂は、雲の上で赤ちゃんの姿をしています。そしてどこかから出ている手で押されるようにお尻を叩かれている感じでした。
魂「叩かれて落ちた。」
私「本当は生まれ変わりたくなかった?」
魂「・・・」ヨチヨチしながらス―っと逃げていく
私「生まれ変わりたくなかったんでしょ?」
魂「生まれたら死ぬ感覚があるからね。」
私「大丈夫だよ」
魂「雲の上に居たい、あの場所に戻りたい!」
(雲の上を見るとまだ魂を叩き落とした手のようなものが出ているのが見える)
魂「やっぱり手の方に行く。」と雲の上に移動する
魂「手を方に行くと物凄く反発される・・・。」押し返されている状態になる
魂「戻る事はダメみたい・・・。」
③の魂は、家の中にいる両親を上空から見下ろしていたのです。
魂「なんでここにいるのか分からん。」
私「何で見てるの?」
魂「人が何しているか見てるけど、楽しくはない。」
私「これからどうなるの?」
魂「分からん。どこから来て、どこに行くのか、これからどうなるか全部分からへん。」
私「迷子な感じ?」
魂「なんか分からんけど、そうかもしれない。」
魂「ずっと不安で恐いもん」
魂「ここじゃない。もっと違う所に行きたい。」
①の魂は、なんとなく分からないなりに、見えている人と生きて行くんだろうなと思っています。
②の魂は、本当は生まれたくないけど戻ることが許されず、仕方なく今の状況を受け入れていく感じです。
③の魂は、何も分からないまま来てしまい、これからどうなるか分からない不安と怖さと戦っている感じです。
この3つの魂との会話を読んでもらうと分かる通り、魂が自ら選んで転生しようとしていない事が分かります。
そして①と③の魂は、魂自身もよく分からないままに転生していることが分かります。
ただ②の魂だけは「生まれ変わりたくない。」という、何かしらハッキリとした想いがあるように感じませんか?
私は会話からそう感じたので、魂がなぜ生まれ変わることから逃げようとするのか?の謎をこの後解くことにしたのでした。