お客さんには良い方で、一応チャネリングの仕方のハイヤーセルフに繋がる方法も一緒に教えてくれました。
でも結局他の方法は全く使う事はなく今に至ります。
他の常連のお客さんに許可を取り、とりあえず教えて貰ったヒーリング方法を試すことにしました。
初めは手探りで始まったヒーリングですが、やはり教えてもらったやり方をそのままを行うのは難しく、回数を重ねる度に私なりにアレンジをしていったのでした。
なぜ教えてもらったやり方をそのままするのが難しいのかというと、クライアントによって出方や反応が全く違ったからです。
私の所に来てヒーリングを受けようと思って下さったお客さんたちの育った環境はいびつです。
そのいびつさは人それぞれ全然違います。
NLPのビジネスの能力を伸ばすなどに主に置いているやり方のままでは、いびつな家庭で育った心の傷(インナーチャイルド)を癒すことは難しく、教えて下さったお客さんが言ってたように思った以上に臨機応変に対応することが必要だったのです。
なぜならインナーチャイルドは強くて優しくないからです。
傷ついた状態の中で自分なりに殻をまとい、自分の心を護ってきたインナーチャイルドは素直ではなく、頑固なのです。
そして心を護る殻は一枚ではありません。
何重にも重なって殻は作られており、また心の傷は一か所だけでなく様々な所にあります。
でも私はそんな事も気づかずに、このヒーリングを始めた当初は楽観的に物事を考えていたのです。
ある程度心の傷が癒せたら、ヒーリングを終わることが出来るだろうと。
でもヒーリングを続けていくうちにその考えは間違いだったと気づかされるのでした。